ごまのはぐさ (胡麻葉草)

学名  Scrophularia buergeriana (S.oldhami)
日本名  ゴマノハグサ
科名(日本名)  ゴマノハグサ科
  日本語別名  
漢名  北玄參(ホクゲンシン,bĕixuánshēn)
科名(漢名)  玄參(ゲンシン,xuánshēn)科
  漢語別名  
英名  
辨  ゴマノハグサ科
   ゴマノハグサ属


誌 

2010/08/24 富山県薬用植物指導センター
 

 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae(玄參 xuánshēn 科)には、世界に約59属 約1830種がある。
      incl. Buddlejaceae, Myoporaceae

  Adenosma(毛麝香屬)
    A. indiana(球花毛麝香・大頭陳)
兩廣・雲南産 『全國中草藥匯編 上』pp.53-54
    A. glutinosa(毛麝香)
江西・福建・兩廣・雲南産 『全國中草藥匯編 上』pp.198-199

  ベニコチョウ属 Alonsoa(假面花屬)
南アフリカ・南米に11種

  フジウツギ属 Buddleja(醉魚草屬)

  ニカクソウ属 Diascia(雙距花屬) 南アフリカに約50種
    ニカクソウ D. barberae(雙距花)
南アフリカ産

  キタミソウ属 Limosella(水茫草屬) 世界に7-15種
    キタミソウ L. aquatica(水茫草)
         
北海道・本州・九州・朝鮮・漢土から世界の温帯に産

  コハマジンチョウ属 Myoporum(海茵芋屬)
東アジア・オーストラレシアに27-30種
    コハマジンチョウ M. boninense
小笠原産
    
  アフリカウンラン属 Nemesia(龍面花屬)
アフリカ南部に約70種

  ハマジンチョウ属 Pentacoelium(苦檻藍屬)
1種
    ハマジンチョウ P. bontioides(苦檻藍)
         
志摩半島・九州・琉球・臺灣・福建・浙江・兩廣・ベトナムの海岸に産

  ケープフクシア属 Phygelius(避日花屬)
南アフリカに2種

  ゴマノハグサ属 Scrophularia(玄參屬) 

  セラゴ属 Selago(苦杉花屬)
アフリカ南部・マダガスカルに約190種

  モウズイカ属 Verbascum(毛蕊花屬)

  サクラカラクサ属 Zaluzianskya(紅蕾花屬)
アフリカ南部に55-57種
   
 ゴマノハグサ属 Scrophularia(玄參 xuánshēn 屬)には、北半球の温帯に約200-280種がある。

  エゾヒナノウスツボ S. alata(S.grayana)
  イワゴマノハグサ S. amgunensis(巖玄參)
  ゴマノハグサ S. buergeriana(S.olhdami;北玄參)
        
 『中国本草図録』Ⅳ/1846・『中薬志Ⅰ』図86
    タンナゴマノハグサ var. quelpaertensis
    var. tsinglingensis(秦嶺玄參)
  タマザキヒナノウスツボ Scrophularia cephalantha
  S. delavayi(大花玄參)
四川・雲南産 『雲南の植物Ⅰ』246
  ヒナノウスツボ
(ヤマヒナノウスツボ) S. duplicatoserrata 本州(東北南部以南)・四国・九州産
    ナガバヒナノウスツボ var. surugensis
  ハマヒナノウスツボ S. grayanoides(S.grayana var.grayanoides)
岩手・宮城産
  アツバゴマノハグサ S. incisa
  オオヒナノウスツボ S. kakudensis(S.shikokiana;安東玄參・大山玄參・川玄參・土玄參)
    コバノヒナノウスツボ var. microphylla
    ツシマヒナノウスツボ var. toyamae(S.toyamae)
  チョウセンゴマノハグサ S. koraiensis
  マンシュウゴマノハグサ S. mandshurica(東北玄參)
  ネバリゴマノハグサ S. maximowiczii
  ヒメゴマノハグサ S. modesta
  サツキヒナノウスツボ S. musashiensis
東京・埼玉・栃木・福井・滋賀に産
    イナサツキヒナノウスツボ var. ina-vallicola
木曽山脈伊那谷側に産
  S. nankinensis(南京玄參)
  ゲンジン S. ningpoensis(玄參・浙玄參)
 『中国本草図録』Ⅲ/1362
  S. spicata(穗花玄參) 雲南産 『中国本草図録』Ⅷ/3805
  タケシマヒナノウスツボ S. takesimensis
  タイワンヒナノウスツボ S. yoshimurae(S.formosana;雙鋸葉玄參)
臺灣産
   
 「和名胡麻の葉草ハ葉形ニ基ヅク」(『牧野日本植物図鑑』)。。
 科の漢名 玄參(ゲンシン,xuánshēn)については、ゲンジンを見よ。
 属名は、数種の植物の地下茎を scrofila(瘰癧,ルイレキ,頚部リンパ節の慢性の腫れ)の治療に用いることから。
 本州・四国・九州・臺灣・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・河北・河南・山東に分布。
 中国では、根を北玄參(ホクゲンシン,bĕixuánshēn)と呼び、玄參(ゲンシン,xuánshēn,げんじん)と同様に薬用にする。



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